初めてDREAM BOYSを観に行った話
感動と余韻がすごかったから残しておきたい。9月21日、初めてDREAM BOYSを観に行きました。率直な感想はすごい、すごすぎる。これこそジャニーズ!私が昔から思ってたジャニーズ像がつまってた。もっと早くから観に行っていればよかったなぁ。
なんで私が今までドリボ観に行ったことがないかというと、理由は単純で自担が出てないから。我ながら理由が雑だなあ。ついこの間まで本当に松村北斗とSixTONESしか興味がなかったせいで、ドリボとかSHOCKとかザ・ジャニーズな舞台を観に行ったことがなかったの本当に惜しいことしたなって思ってる。けど今年に入ってHiHi Jetsや美少年も観にいきたいなと思い、初めてドリボに行ってきた。
さすがにこの伝統の舞台、ストーリーも歌も何にも知らずに入るのは如何なものかと思って、前日に付け焼き刃の知識で行ったんだけど、初見でも100%というか120%楽しめるレベル。たぶん何年もストーリー変わってないだろうけど、毎年進化するんだろうなって感じた。
キャストは今年から岸くん神宮寺くんのW優太がメイン、ユウタの弟は去年と変わらずゆうぴ、ユウトと共にアイドルを目指すのがミズキとソウヤ。恐らくここにリュウトとリョウもいたんだろうなと思うとちょっと寂しくもありつつ。
ジン側はタイショウ、リュウガ、ナオキ、レイア、タイコウ。なのかはさなかではないんですけども。タイショウ、リュウガあたりは名前で呼ばれてたけどあとの3人役名わからん。
そしてマダムとリカさん。リカさんは昔マダムの付き人だったが二人の間に確執あり。マダムはユウタの事務所の社長で、リカさんはユウトたちの事務所の人。紫吹さんと鳳蘭さんは例年通りのご出演。
ストーリーは毎年ほぼ変わらないと思うから、私が印象的だったことをつらつら書いておく。
まずは何度も言うけど演出がすごい。フライングや今回の目玉「岸角」と呼ばれるブロック体の大道具、舞台が回転したりマジックショーみたいに岸くんが急に消えたり。もうとにかく舞台から片時も目が離せない。特にフライングではゆうぴ大昇がW優太の補助をしてて、器具をつけたり外したりっていうのをやっていたんだけど、いわゆるJr.の仕事って感じがしてめちゃくちゃジャニーズイズムを感じた。
それから岸くん歌がうますぎるぞ……。神宮寺くんもうまいけど、岸くんビブラートめちゃめちゃかけてくる。紫吹さん鳳蘭さんと歌うシーンも全然負けてない。すごい。個人的にはユウタとユウトがハモるのすごく好きだった。血が繋がってるわけじゃないけど(結果的には異母兄弟ではあるか)、本当の兄弟のような。
そしてこの日HiHi Jetsのバトンはノーミス!猪狩さんからは余裕すら感じた。あんなのいつ練習するんだろうなあ。Hi美ドームもサマステもドラマ撮影もこなしてるのに。きっと公演を重ねるごとにパフォーマンスシーンはどんどん進化してるんだろうと思うと、また観にいきたい気持ちが湧いてくる。いつもHiHiちゃんが曲中にくるくるターンしてるのを見ると、一年以上前にYouTubeの企画でターンを習いに行ってた動画を思い出すの私だけじゃないと思うの!人って短期間でこんなに進化する!?ってくらい毎回ローラーの技術があがってて、素直に尊敬するし努力の結晶だなって思う。
てかそもそもロケ時間短いのにトレーナーさんにレベル高いって褒められてるポテンシャルの高さよ。
そして舞台の醍醐味の一つであるアドリブ。いくつかアドリブシーンがあったんだけど、私がこの日一番可愛くて大好きだったのがユウタとユウトが桟橋で話すシーン。
ユウト「兄貴がチャンプの役ならユウタは誰がやるんだろうね」
ユウタ「誰だろうなぁ」
ユウト「俺がやるってのはどう?」
ユウタ「お前がやるのか?」
ユウト「うん、俺やりたいなー」
ユウト「そしたら、お前は下の人間……」
ユウト「え、兄貴自分のことチャンプの下の人間って思ってんの笑」
ユウタ「いや笑下の弟のお前は誰がやるんだ」
ユウト「ああそれは……猪狩でいいんじゃない?笑」
ユウタ「……お前の役をか!?いいのか!?」
いやそもそも猪狩の役名イガリじゃなくてソウヤね!?もはやただの髙橋優斗と猪狩蒼弥のエア絡みである。可愛い。
DREAM BOYSのテーマは、結構ベタベタのベタだ。夢、勇気、絆、愛情。でもやっぱりベタなやつって刺さるんです結局。24時間テレビのドラマで私が毎回泣くように(知らん)。マダムがユウタを見る時切なそうな顔してるのとか、ユウタがなんでそこまでお金が欲しいことを誰にも話さないのかとか、今後の展開がものすごく見えるんだけどそれがいい。ユウタはなんでそこまでしてユウトを守ってあげたいんだろうとも思ったけど、それはたぶんシンプルにユウタがこの上なくいい人だからなんだろうなあ。それを分かってるからユウタ側のHiHiちゃんたちは鉛の板を入れたと非難されたときも嘘だと信じて疑わなかったし、リュウガを刺した罪で捕まったときもなんとか言えよ!って信じなかった。それにジンも昔は親友でライバルだったわけだから、ユウタがどんなに良い人か知ってるはず。敵対してたけど、結局心のどこかでジンはユウタのことを尊敬してたんだろうなって思う。そうじゃなきゃユウトに自分の心臓を移植してくれなんて言えない。少なくともただの敵の弟みたいな子に心臓あげようとは思わないもんね。
それから私が印象的だったのは入院中のユウトが葛藤するシーン。テレビ番組でDREAM BOY歌うミズキとソウヤが「これは入院してるユウトも一緒に歌う歌です」って言ったり、ユウタがユウトのためにお金を稼ごうと奮闘したりすることに対して、みんな俺のため俺のためって……ほっといてくれよ!(セリフはニュアンスです)って泣き叫ぶところ。本来自分をこんなに思ってくれる人がたくさんいるのは幸せなことなのに、ユウトは自分の先が長くないと知ってるからこそそれがプレッシャーになってたんだなってひしひしと伝わるシーンだった。普通ならありがとう俺頑張るよ!ってなりそうなもんだけど、そこで葛藤が生まれるんだなって思った。あんまり長いシーンじゃないんだけど、私はそこでガツンと殴られた気分になりました。
ドリボ深読み解釈し始めたら止まらなさそうだな。それくらいベタそうにみえて奥が深くてあったかくて涙が思わずこぼれちゃうような作品でした。ジャニオタなら一回は観に行ったほうがいい。絶対後悔しない。
出演者スタッフさん全員怪我なく千穐楽を迎えられたようで何よりです。素敵な舞台をありがとうございました、来年も行けますように〜!